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日本の伝統文化を守り抜く。ヨシ原再生プロジェクト!

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ヨシ原再生プロジェクトは大津波で甚大な被害を被った北上川周辺の葦原(ヨシワラ)の保護・復興と、周辺に暮らす集落の方々の雇用改善を目的とした、一口支援制度(オーナー制度)です。

コメント (20)
カテゴリ:災害

目標金額

30,000,000  円

支援者数

52  人

達成金額

706,000  円

3 %

※達成金額内訳

ココロカラ: 706,000円

ご協力団体様:

0円

■支援金額: 一口 3,000円/10,000円

■募集期間: 定めなし

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プロジェクト概要

テキストテキスト

はじめに

石巻 北上川は水産資源の豊富な東北最大の流域面積を誇る一級河川であり、その周辺は仙台藩の時代より開けた港町として栄えていました。

秋になると、北上川一帯に広がるかやぶきの材料となる葦原(ヨシワラ)が黄金色に輝きだし、
幻想的な空間を創り、川面に吹く風により葦同士が擦れ合い、美しい音色を奏でる事が有名で、
日本の音風景百選にも選ばれ、周辺の部落(結)の方々や、かやぶき職人達が行う葦刈りは
この地域の風物詩になっていました。

しかし、3月11日に発生した東日本大震災の大津波は石巻の河口から北上川を遡り、橋を分断し、
ヨシ原、河川周辺の町全てを呑みこんでいきました。
その際に観測した遡上は、約50kmと言われており、日本国内では過去に例が無い数値だったようです。

かつては、屋根、スダレ、土壁の小舞い材料として、一本も残さず刈り取っていました。
刈り手の減少で、全部刈り取ることは無くなりましたが、昨年までは35,000束から40,000束
建坪50坪の民家を7棟から9棟、全面葺き替えることが可能な量を刈り取っていました。

被災前は、職人をはじめ、加工、事務を含め、約20名でこのヨシを扱う仕事に関わっていましたが、現在では、刈り取る人材も企業もヨシ原の整備までは手が回らない状況且つ、予算的にも困窮している現状です。

ヨシ原再生プロジェクトは大津波で甚大な被害を被った北上川周辺のヨシ原の保護・復興と、周辺に暮らす集落の方々の雇用改善を目的とした、一口支援制度(オーナー制度)です。
ヨシ原という私たちの基盤を大切にすることで、材料から施工までかやぶき屋根に関わることができ 職人の育成も可能にしていた現状をご理解していただき、このプロジェクトにご支援頂きますと幸いです。

プロジェクト概要

目的:東日本大震災の影響で、被災した葦原の復興・管理と地元雇用の促進。
支援目標金額:3,000万円
一口支援額:1万円(3,000口の募集)
支援に対する御礼:葦で作ったペン、葦を練り込んだうどんのセット。

▲黄金色に輝く幻想的な葦原


▲日本の伝統を受け継ぐかやぶき屋根


▲茅を手作業で刈り取る


▲水没した葦原(ヨシワラ)

北上川のヨシ原について

▲北上川河口付近に広がる葦原


▲茅を手作業で刈り取る


▲刈り取り後の茅


▲水没した葦原


▲水没した葦原(アップ)

 

ヨシ原について

北上川の河口から数十キロ上流にわたり、ヨシ原は広がっています。この辺りは海水が入り込むために、海水と真水が入れ混じるところで(汽水域)、その微妙な塩分の混ざり具合により、ヨシは硬く育ち、他の産地にはない品質の良さで知られています。

ヨシは水中の窒素、リンを養分として吸い取る働きがあり、生長が早いため一日に大量の養分を吸収しており、縦横に張り巡らされた根茎によって微生物の棲家を与え、光合成で生成し、根から放出される酸素によって、有機物の分解作用を活発化しています。
これらの働きが、北上川の水質浄化につながっており、絶滅危惧種であるサンカナゴイやヨシキリなどの野鳥の棲家ともなっています。

刈り取る時期・利用方法

ヨシの刈り取りは12月下旬~3月下旬までの乾燥した時期に行います。
周辺の部落の方々やかやぶき職人達が行う、ヨシ刈りはこの地域の風物詩になっていました。

刈り取ったヨシは、かやぶき屋根、ヨシズ、土壁の小舞などに使われ、かつては一本も残らないくらい刈り取られていました。ヨシを刈り取り、生活の中で使うことによって、水質浄化に寄与し、古くなり腐れた茅は、屋根から下ろされ田端の肥料となり、ヨシがまた土に還ることで、環境循環型社会、まさにサステイナブルなサイクルが作られていました。

ヨシ原と集落

北上川周辺にはおおよそヨシの管理に携わる10の集落があり、そこで管理しているヨシ原の面積は約120ヘクタールにも上ります。この広大なヨシ原を各集落毎に管理を行っており、その集落とかやぶき屋根の施工会社である地元企業が共同で刈り取りや手入れを行っていました。
このヨシ原の管理は、周辺集落に大きな雇用を産み出すだけではなく、お祭りや集会を開催する資金となっていました。

ヨシ原と茅の現状

津波と地盤沈下の影響で、葺く材料である茅の調達に大きな問題があります。
第一に北上川河口に生えるヨシを例に挙げると、ヨシ原は、里山と同じように人の手が入ることによって維持される生態系です。
毎年刈り取り、火入れをし、まっすぐ伸びろ、まっすぐ伸びろと気持ちを込めて、手を入れなければ、春に出てきた新芽に去年のヨシが倒れかかり、それが腐り、生育の邪魔をしてしまいます。
生育の悪い曲がったヨシは製品としては使えません。

つまり毎年、人が手を施さないと良質なヨシ、つまり茅が入手できないということなのです。
ヨシやススキを刈り取ることで、北上川や里山の環境浄化や維持に役立ち、文化的にもこの時代に絶やしてはならないと思うがゆえに、集落(結)全体で人出を募って管理をしていましたが、今回の東日本大震災が更に追い打ちに拍車をかけ、調達はおろか、今後の管理さえも危険にさらされております。
ヨシ原の被災状況については下記で述べておりますので御覧ください。

ヨシ原の復活・保守

先出に述べました通り、本来、追波川護岸沿いに群生していた河口部から十数kmまで広がっていた国内屈指の広大なヨシ原は互助組織「結」によって人工的に保全しておりましたが、
この度の震災の影響によって、全てが地盤沈下したために、その群生していたヨシ原の凡そ7割が水没しましました。

また、ヨシ原保守をしていた「結」に所属する各部落の人達も津波に飲みこまれ、また集落の大半も流出してしまいました。その為に今後、ヨシ原の保守が継続的に行えるかどうかすら困難な状況に陥っています。
今後もこのヨシ原を復活、そして保守すべく基金を募ることも目標の一つです。

被害状況の詳細

テキストテキスト

▲北上川、その周辺全てをのみ込んだ津波。地盤沈下のため、現在も海のままに。

ヨシ原の壊滅

震災当日の北上川周辺は、海と川、そして陸地の境界線が無くなり、ヨシ原は津波とがれきの影響で泥をかぶり、なぎ倒されていました。
水が引いた後も地盤沈下の影響により、北上川周辺のヨシ原の7割が川の中に沈んでしまいました。

またヨシを刈り取り終えた後、毎年4月に行っている、環境保全のためにヨシ原を燃やす「火入れ」は余震や震災の影響で中止となってしまいました。
またヨシの成長についても、津波で流されてきた、がれきや汚泥の影響で例年の半分の背丈にしか育っていません。

震災前の新北上川河口部
広大な葦原、農地や集落が存在していた。

震災後の新北上川河口部
地盤沈下のため、川の周辺全てが海と化した。

河口付近にあった看板

黄金に輝くヨシ原。

地盤沈下により水没してしまったヨシ原。

奇跡的に残ったかやぶき屋根と沈んだヨシ原。

集落の被害状況

北上川周辺の下流にあるほぼ全ての集落は、高さ10mにも及ぶ大津波により、家屋、船、そして多くの人達がのみこまれてしまいました。

被災した多くの人が避難所や仮設住宅で生活していますが、違う地域に引っ越してしまう方も多く、集落・部落としての機能を失いかけています。

葦原(ヨシワラ)の管理を中心として生活していた方々は、職を失ってしまっている状況で、一刻も早く雇用を復活させる必要があります。

葦原の保守、保全において欠かせないのは人。葦を刈り、葦が育つ環境を整える為には人員が必要になります。しかし、前出の通り、管理していた人も震災の影響で多くが死去、または移住してしまった為に管理していくためには人手不足は否めません。

結の写真

▲縁側で休憩中

元々集落と砂浜があった場所。
地盤沈下により、海と化してしまった。

川周辺の全ての家が流出してしまった。

川に隣接する3階建ての鉄筋コンクリートの建物。

かやぶきの今と昔

▲黄金色に輝くかやぶき屋根


▲雪化粧を纏ったかやぶき屋根


▲かやぶきのアップ


▲工事中のかやぶき屋根の上で休憩中の職人達。

戦前までは、日本のいたるところにかやぶき屋根の民家を見ることができました。
しかし戦争が終わり高度経済成長をとげると身近にあった素材での家ではなく新建材による家づくりにとってかわっていきます。
その最中建築基準法の改正が行われ、社寺仏閣などの文化財を除いては、かやぶき屋根の家を新築することは困難な時代になってきました。

かやぶきはその地域に生えていた植物を使い、地域の人たちが協力して屋根を葺くという農村社会の生業でした。村落共同体の互助組織である「結い」がその代表です。

しかし農村部の生活様式の変化や、里山と田んぼの広がる田舎にハウスメーカーの家が建つことで、職人たちの腕をふるう機会が少なくなっていきました。
そのうちに職人たちは歳をとり後継者を育てる機会もままならず、その数は年々減っていきました。
その一方でかやぶき屋根の居住者は、古くからのつきあいのある職人しかしらないこともままあり、今までつきあってきた職人がいなくなってしまうと、次は誰に葺き替えをお願いしたらよいか分からなくってしまいました。その道しるべもなく途方に暮れ、結局は茅を屋根から下ろしてしまうこともあるようです。

また葺く材料である茅の調達の問題があります。
第一に北上川河口に生えるヨシを例に挙げると、ヨシは人の手を借りなくては屋根の材料が入手できません。毎年刈り取り、火入れをし、まっすぐ伸びろまっすぐ伸びろと気持ちを込めて手を入れなければ、春に出てきた新芽に去年のヨシが倒れかかりそれが腐り、生育の邪魔をしてしまいます。
生育の悪い曲がったヨシはかやぶき屋根の材料としては使えません。

第二に茅の生える場所が減ってきたこともかやぶき屋根の民家が減ってきている原因でしょう。
川は言わずと知れた三面護岸で固められまっすぐに流れてしまいます。

山は宅地開発等で切り開かれ、ふるさとと呼べる場所は日本には少なくなってきました。
しかしそんな中、次に葺き替えるときに茅が調達できなくて困ると思った居住者が、自分で休みの日を利用し家の周りには少なくなったからといい遠くまで車を出して茅を探し、自分たちで刈り取ってきて保管している方もいらっしゃるようです。ある民家調査で出会った方ですが地道に自分の家を守ろうとしている姿に心打たれました。

茅葺屋根を通して、今の社会では忘れがちな人と人のつながり、人と自然とのつながりを伝え残していく事が必要なのではないかと考えています。

この度のかやぶき復興プロジェクトでは、ヨシの復興と同時に地場の人の復興も視野に入れ、茅場と人も同時に復興できればと願っております。

文章だけでは、かやぶき屋根を伝えることは難しい面もありますので、いくつか写真を掲載致しましたので日本の素晴らしい文化を御覧ください。

伝統的なかやぶき屋根の建造物

重要文化財 正法寺庫院 保存修理工事

重要文化財 正法寺庫院 保存修理工事

熊野大社拝殿改修工事

熊野大社拝殿改修工事

重要文化財 正法寺本堂保存修理工事

特別名勝 兼六園・夕顔亭保存修理工事

特別名勝 兼六園・夕顔亭保存修理工事

市文化財 旧原家住宅(三溪園・鶴翔閣)保存修理工事

市文化財 旧原家住宅(三溪園・鶴翔閣)保存修理工事

円覚寺派大本山・瑞鹿山円覚寺選佛場屋根改修工事

円覚寺派大本山・瑞鹿山円覚寺選佛場屋根改修工事

熟練の技術を持つ職人たち

復興にむけて必要なこと

ヨシ原の整備・地域雇用

【ボランティアスタッフの募集】
まず、ヨシ原の整備を行うためにボランティアを行っていただける方が必要です。
被災した面積があまりにも大きいため、人海戦術でがれきの撤去やヨシ原の整備を行う必要があり、3か月にわたる長期間で延べ800名の方々に協力をお願いしたいと思っています。
また冬の河原のため、気温はマイナスになることもしばしば。体力に自信のある方でなければ厳しいかもしれません。
ボランティアのご応募はこちらからお願いします。


【技術指導者の雇用】
ボランティアの方々への指導や技術力が必要な作業を行うために、地元の技術者を雇用し、地域活性にも役立てればと思っています。


【設備の購入】
ボランティアの方々に使っていただく鎌が40挺。
刈った茅を運ぶための運搬機が3台と船が2台必要です。

 

経費

皆様にお返しするグッズの費用、送料、事務費用、通信費、印刷費、広報費、雑費、管理費などの経費になります。

 

ヨシ原再生プロジェクト使途内訳は上記の通りとなります。 現在考えられうる、経費用途を計上しております。あくまでも上記割合は、見積もり上での計算となりますので使用割合につきまして、仕入れや、その時の価格 によって、若干変動する可能性もございますのでご理解ください。

 概要予算
葦原の整備・地域雇用 ボランティアスタッフ:800名
【技術指導者の雇用】
1名20,000円×2人×90日:360万円
【研修生の雇用】
1名10,000円×3人×180日:540万円
【茅刈用の鎌(0.25万円)×40挺】10万円
【運搬機(100万円)の購入×3台】300万円
【船の購入(300万円)×2台】600万円
1,810万円
経費 送料、事務費用、グッズ費用、通信費、印刷費、
広報費、広告費、雑費、管理費、ココロカラの手数料15%(決済手数料6%を含む)
1,190万円
オーナー制度でご支援をお願いしたい金額 ヨシ原の整備・地域雇用+諸経費 3,000万円

一口オーナー制度の募集

ヨシ原再生プロジェクトの目標金額は3,000万円となります。尚、一口支援基金の復興内容は、上記の通りに使用させて頂きます。
ご支援いただいたお金は、北上川のヨシ原の整備・地元雇用の促進のために使用致します。

葦(ヨシ)うどん 風味豊かなヨシを練り込んだうどんのセット。
茅で作ったボールペン 茅の真ん中に穴を開けてボールペンの芯を入れたシンプルな天然のボールペンです。

最後に

ヨシ原再生プロジェクトならではの謝礼の品も考えました。ヨシを練り込んだ風味豊かなうどん。
このうどんを食べたことがある方は数少ないでしょう。強いコシと独特の香りを楽しんでいただけるうどんです。
そして、かやで作ったボールペン。自然素材をそのままに優しい手触りです。
ボランティアでお越しいただいた方にもこのペンはお配りしたいと思っています。

謝礼の品の発送時期はお申込み時から1~6カ月を予定しております。
また 集まった支援金の内訳や使用したお金の内訳は、その都度ホームページで公開していきます。
皆様方の善意を、復興に役立てるために、何年かかるかわかりませんが
黄金色に輝くヨシ原が復活するその日まで、ヨシ原再生プロジェクトは全力を尽くします。

 

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